【2025】台湾の現在の治安と観光・移住での安全対策についてご紹介

JAPANESENovember 30, 2024 17:38

台湾は日本人にとっても人気の渡航先ですが、治安面はどうでしょうか?この記事では、台湾の最新の治安状況について、実際に現地で生活している筆者が、観光や移住を考えている方向けに詳しく解説します。

本記事では、台湾の観光業界に興味がある日本人向けに、どのような職種があるのか、また日本語スキルを活かせる仕事について詳しくご紹介します。

1.台湾の現在の治安状況は?

観光や移住先として人気が高まる台湾ですが、現在の治安状況はどうでしょうか?台湾はアジアの中でも治安が良いとされ、日常生活や観光地での安全性も比較的高いです。

この章では、国際的な治安ランキングをもとに、台湾の治安レベルについて説明し、治安が良いとされる理由や取り組みについて解説します。

以前の台湾は治安が良くなかった

戦後の台湾は情勢が不安定で、治安も良いとは言えない状況でした。その名残として、古めのアパートなどの窓に鉄格子が設置されている建物が多く見られます。しかし、1980年代以降、民主化が進む中で治安が急速に改善しました。

特にここ20年で犯罪件数は大幅に減少し、現在では約10分の1にまで減っています。こうした取り組みにより、現在の台湾はアジアでも治安が良い国の一つとして評価されています。

台湾全体の現在の治安レベルとはどのくらい?

台湾は2024年度世界の平和度を示すランキングで38位に入っており、治安は比較的良いとされています。ただし、犯罪の件数から見ると日本のおよそ2倍で、一概にはいえませんが日本と比べて安全とはいえない状況です。

それでも、外務省から特別な注意や警告は出ていないため、安心して観光や生活することができます。 https://sekai-hub.com/statistics/security-ranking-2024

2.観光の際に知っておきたい注意ポイント

台湾の観光地は比較的安全ですが、スリや交通事故など注意すべきポイントもいくつかあります。特に人口密度が高い都市部では、交通マナーや混雑するエリアでの対策が必要です。この記事では、台湾観光を安心して楽しむための安全ポイントを紹介します。

観光地での注意点

台湾の観光地は比較的安全ですが、混雑する場所でのスリや置き引きには注意が必要です。観光客を狙った犯罪として、日本語を使って話しかけてくる詐欺も報告されています。

また、観光地ではタクシー運転手からの呼びかけがやや強引に感じられることもあります。タクシーを利用する際は、必ずメーターが使われているか確認し、乗車前に料金についてしっかり確認すると安心です。

台湾全体の治安は良い方ですが、夜間に一人で歩くことや人通りの少ない場所を通るのは避けた方が無難です。

台湾の交通マナーに注意する

台湾の交通には特に注意が必要で、日本とは異なり車優先の場合が多いです。最近では歩行者優先の意識改革が広まっていますが、それでもまだ道路を渡る際には十分気をつける必要があります。

台湾の交通事故が多い理由として、人口密度が世界で2位という環境や、車やバイクの保有台数が多く混雑しているのが原因ともいわれています。近年、交通事故件数は増加傾向にあり、政府は改善に向けた対策を進めているそうです。

台湾の要注意エリア

ここでは台湾で気を付けたいエリアをご紹介します。

台北駅周辺

台北駅周辺は観光客が多く、スリや置き引き、ひったくりなどの被害が発生しやすいエリアです。特に、道を尋ねるふりをして近寄ってくる日本語を使う人には注意が必要です。 手荷物を持っている際は、チャックをしっかり閉め、貴重品は一つの袋にまとめて持ち歩かないようにしましょう。

西門街

西門町は台北で最も賑やかな商業エリアであり、日本の原宿ともいわれています。若者が多く、ショップや映画館、バーが集まり、昼夜問わず混雑しています。

しかしその反面、悪質な詐欺グループが存在し、観光客をターゲットにした嫌がらせや詐欺が報告されています。特に夜間は慎重に行動し、見知らぬ人からの突然の声掛けや誘いには注意しましょう。

龍山寺周辺(万華地区)

萬華(万華地区)は台北で最も歴史のある場所で、近くには台湾最古のお寺の龍山寺があります。また近くには夜市の華西街夜市があり賑やかです。

しかし、この地区は台北でも治安が悪い場所として知られており、カジノや風俗店、違法な薬物が売られていることがあり、犯罪が起きることもあります。夜歩く際は注意しましょう。

台湾でもしトラブルにあったら?

もし台湾でトラブルに遭った場合、まずは日本台湾交流協会(https://www.koryu.or.jp/)に連絡しましょう。万が一の緊急事態では、警察や消防に連絡することも大切です。台湾の警察や消防の電話番号は日本と同じで、警察は『110』、消防は『119』です。

3.移住者向けの安全対策と生活のポイント

台湾での移住生活を安心して過ごすためには、治安の良いエリアの選び方や日常の防犯対策が重要です。大学周辺や外国人が多い大安・天母地区などは比較的治安が良く、新北市周辺も家賃が抑えられるエリアとして人気です。

一方で、台湾では詐欺被害が増加傾向にあるため、日常生活での対策も欠かせません。この章では、移住者向けの安全情報や生活に役立つポイントを詳しく解説します。

移住の際にオススメな治安がいいエリア

学生に人気な「中正区、大安区」

中正区、大安区は師範大学や台湾大学があり、多くの学生が住んでいるエリアです。大学周辺には、リーズナブルな価格で食事ができるお店が多く、学校が近いので治安も良好です。台北駅も近く移動もしやすく、特に新しい生活を始める学生や社会人にはオススメのエリアです。

駐在員に人気な「天母地区」

天母地区は駐在員に人気のエリアで、多くの外国人が住んでいます。日本人学校もあり、子供の教育面でも安心。この地域は高級住宅街として知られ、静かで落ち着いた雰囲気が特徴です。

ただし、家賃は高めで、特に外国人向けの物件は割高になることがあります。それでも、快適な生活環境と便利な施設が整っており、駐在員にとっては非常に住みやすい場所です。

外国人に住みやすい「大直エリア」

大直エリアは、郊外に広い住宅エリアがあります。周辺には大型ショッピングモールや台北松山空港が近いので、外国人にも住みやすい場所です。静かな住宅街ながらも便利な施設が充実しているのが特徴です。

さらに、川沿いの公園やサイクリングロードも整備されており、自然を楽しみながらリラックスできるのもいいところ。

日常生活で気をつけたいこと(詐欺対策)

台湾では詐欺被害が増加しており、最近では多くの人が詐欺に遭っている状況です。ある調査では、台湾在住者の半数以上が毎週何らかの詐欺に遭遇していると報告されています。

台湾で生活していると、日本よりも気軽に連絡先を交換する機会が増えますが、最近ではその中で詐欺が横行しています。また、ECサイトなどでの詐欺被害も多く、買い物をする際には特に注意が必要です。

4.台湾の治安は安全。しかし注意は必要

台湾は治安が安定しており、観光や移住先として非常に人気があります。しかし治安が良いからといって、警戒しなくて良いというわけではありません。観光地ではスリや置き引きに遭わないよう、混雑する場所では貴重品に気をつけましょう。

また、交通マナーも異なるため、道路を渡る際は十分に注意が必要です。夜間に一人で歩くことは避け、人気のない場所には近づかないようにしましょう。日常生活では詐欺被害も増加しているため、特に連絡先交換やネットショッピングの際には注意することが大切です。

Reeracoenとは?

私たちの転職支援サービスは、スピード感と丁寧なマッチングを大切に考えています。転職を希望される背景を細やかにヒアリングをし、企業風土・職務内容・待遇を総合的に判断をし、最適な求人のご紹介をさせていただきます。

転職、台湾、就職、就活、Job search、リーラコーエン、Reeracoen Raiwan

ぜひ一度、 REERACOEN TAIWAN の転職支援サービスにお問い合わせください。